マネが1G1A
最終盤の後半42分、49分と
立て続けにゴールを奪って逆転だなんて…。
ゴールシーンも、試合の意義も異なるけれど、
展開としては、この試合を想起せざるを得ない。

マンU vs バイエルン CL決勝1999
◇◇◇
さて、ハイライトだけだと、
なぜこうなったのかを推測するには
足りないので、フルタイム版にて
最終盤だけ見てみました。
すると…
●同点弾の直前、ヴィラは
モラエスに代えてコジアを投入。
顔に透明プラスチックの
フェイスガードを付けているコジア。
明らかに怪我明けだし、
「時間稼ぎの交代だな」という印象が
両チームの心理に多少とも
影響したのか、どうか。
●同点弾のシーン。
右サイドに張ったマネにもう一人付いて
片方が追い回せば、あんなに
余裕のルックアップ&絶妙センタリング
はできなかっただろうに。
まさか左サイドバックがあそこまで
侵入しないと油断していた
エル・ガジの失態。
とはいえ、その前からDF陣全体の
足が止まっていたのも事実。
●1-1になっちゃった時点で
ヴィラが「鹿島れ」ば、
たぶん勝ち点1はゲットしていた。
下手にボールを奪われ、
スローインを相手に渡し…
とやっている間に
ゴール前FKを与え、
そこから最後のCKに繋がった。
●それにしてもマネって、
あの側頭部ヘッドは何なんですかね。
横に目がついてて、
絶妙コースに流し込んだ感じしかしない。
競り合いながらも
首がバチンと横にしなってるし…。
Comes Up Trumps「思いがけない幸運を得る」
後半、リバポのチャンスシーンで:
Robertson, tees up so many goals for Liverpool.
tee はご存知の通りゴルフ用語。
各ホールの第1打を打つ場所ですな。
センタリングを用意する、
上げる直前のことをこう表現したようです。
◇◇◇
そして同点弾のところが面白い!
That’s Mane, round the back… Robertson!
It’s always Liverpool, it’s always late.
Never write them off !
「リバプールはいつも遅い=最後には勝つ」
と言いたいのでしょう。
そして最後のwrite off がまたミソです。
(5) 〔+目+as補〕
〈…を〉〈…と〉みなす, 決めつける.
write off a person as a fool 人をばかだとみなす.
(6) 〈…を〉だめだとみなす, 見限る.
つまり、「リバプールを
(もう負けたと)見限るな、決めつけるな!」
と言っています。
いや~、実況さんが吠えるのも分かるわ。
強すぎる。
特にこの試合もマネが
抜きんでていましたね。
最後に:
It’s Sadio Mane, (…)
who comes up trumps!
と言っていますが、 これは成句で
「(トランプで最後に当たりを引くように)
思いがけない幸運を得る」
という意味だそうです。
では、Have a premium day!
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