お疲れ様です!
このブログの筆者「うざきよ」でございます。
昨年、「プレミアリーグの動画に出てくる高速実況をリスニングできるようになりたいな」とブログを開始したのですが、はじめはプレミア用語をほとんど知らず、たいへん苦労しました。
結局、全380試合のハイライト動画を見まくり、辞書を調べまくり、約500記事を書きまくりました。
この過程で得たオリジナルの単語リストが、いまや200を超えています。
そして新たに迎える2020/21シーズン。
これから「プレミアリーグの英語リスニングにチャレンジしたい」、そう考える同好の士にお贈りする「Basic 50」単語集を作ってみました!!
ざっと頭に入れたら、昨シーズンのものでも、チャンピオンズリーグの実況でもいいので、YouTubeで試合を見てみましょう。
「あっ、あの単語だ!」と聞き取れるものがきっとあるはずです。
では、行ってみましょう~♪
➡単語集「後半」はこちら!
ピッチに関する語
- six yard box
「ゴールエリア」。GKからみた縦の長さが6ヤード(約5.5m)であることによる。 - the D
いわゆる「ペナルティ・アーク」。形がDの文字に似ていることから。 - woodwork
「木でできた製品」、転じてゴールの枠(ポストとクロスバー)のこと。個人的に大好きな語で、いつも実況でこの語が出てくるとニンマリしてしまいます。 - onion bag
頻度は高くないですが、たまに出てくるオモシロ表現。玉ねぎの袋に似た「ゴールネット」のこと。in the onion bag で「ゴールに入っている」という意味です。 - back post
またはback stick とも。話題にしているプレイヤーやボールの位置からみた「ファー側のポスト」のこと。 - spot kick
spot はほとんどの場合、ペナルティー・スポットのこと。よってspot kick でPKの意味。 - deep
形容詞で「奥まで(飛んでいる)」意味。つまりファーまで飛んでいる。これは空間的な意味でのdeep の用例。例文:His right-footed ball is deep.
時間的用例として「38. Deep into (the) added time」も参照のこと。
攻撃に関する語
- it
「それ」だけでボールのこと(!)。前振りなくても代名詞でit と出てくるので、文法的にはおかしい。ですが、それだけ無前提でもボールを蹴るのがサッカー、ってことですね。 - thread
名詞だと「糸、細いもの」ですが、ここでは動詞で「糸でつなぐ=パスを通す」意味。 - square
特にゴール前の部分で横パスを出す(センタリング等)の時にこの動詞が使われます。進行方向に対して直角方向へのパスだからでしょうか。
なお、今回リストには掲載していませんが、「all square」というと「同点」のこと。ややこしいなぁw - weighted pass
これはBasic 50に入れるにはちょっと難易度が高いのですが、知ると知らぬとでは大違いなので、あえて入れております。
「距離やスピードを調整して、スペースに出したパス」のこと。 - teasing delivery
「いじめをするようなボールのお届け」➡DFにとっての「嫌らしいセンタリングやパス」のこと。俺ちゃん2021/6/16修正:tease には単に「突っつく」という意味が辞書にありました。もちろん、イタズラ(からかう)で突っつく、なので、広い意味では先の解釈でも問題ないはずですが、たんに「ボールを突いてパス(を出した)!」と憶えた方が楽かもです。
- whip in (またはoverほか)
whip で「むちでピシッと打つ」。よって、whip in で「バシッとセンタリングを蹴りこむ」。 - tee up
こちらはもともとゴルフ用語。第一打で打ちやすくするため「ティーを使う」ところから。味方が打ちやすいようにお膳立てして、アシストすることですね。
実況では思ったよりも出てきます。ゴルフが趣味の実況氏が多いのかな? - convert
方向を変える。よって「センタリングの方向を変えてシュートする」意味で多く使われます。 - curler
巻き巻きシュート。俺ちゃん的には、「2019/20シーズン最高のカーラー・ゴラッソ」はグリーリッシュ弾。必見ですよ?■先制点必見■第14節:マンチェスター・ユナイテッド 2 - 2 アストン・ヴィラ【グリ・ゴラッソ!】前半11分、ものすごいゴラッソが決まりました。グリちゃんことグリーリシュの巻き巻きシュートが、驚愕のシュートモーション、コース、速度でゴール右上隅に飛び込む! デ・ヘアも見送るしかない。 これは見ないとソンソン♪ - clinical
「冷静な」の意味。臨床の、臨床研究の、というところから派生した意味でしょうかね。フットボール用語としては、シュートの際に使われます。 - 動詞 + home
副詞として用いられた場合の「home」は「ゴールに(入った)」という意味。drive it home, poach it home, tap it home など多数の用法があります。 - rattle
「ガタガタ言わせる、強振させる」。He’s rattled the crossbar! といった感じで使われます。 - go wide
動詞に副詞wide がつくと、「シュートが横に外れる」ことを意味します。 - miscue
こちらはビリヤード用語。cue でビリヤードを打つことなので、それをmis-「ミスする」意味です。 - sidefoot
インサイドキックをすることをこう言います。逆にインサイドキックのことを英語で「inside」等と言っている事例は、寡聞にして俺ちゃんは知りません。こちらは日本のサッカー用語と異なり、プレイヤーの位置や役割を指す語なのでしょう。 - nutmeg
これ、面白い。「股抜き」の意味。ググっていろいろ調べたのですが「語源不明」らしい。でも、つらつら考えてた俺ちゃんには推理できましたよ~。
ナツメグの形って股間のボール(2個あるやつねw)に似ているんですよ。よって、股間を通して「チン♪」となる連想から、下ネタ好きのオジサンたちが股抜きを「ナツメグ」と呼んだのではないか…「ナゾは解けた!」
➡「後半」に続きます!